営業は本当に辛いのだろうか?
ヒミツの場所は誰にもおしえたくない
前回の「ヒミツが隠された「営業」という職種のウワサの真相とは?」でも触れましたが、営業という技術を磨いた結果そのヒミツにたどり着いた人は「営業って辛いんだわ」と自分が摑んだヒミツから他者を遠ざけようとするんです。
どういう事か?
例えば、マツタケ。
は?と思いました??それはいい反応です!
例えば、釣り場。
はは〜ん。なんとなく気付きましたか?
自分が辿り着いたヒミツの場所は誰にも教えたくないと考えるのは至極当然のコトです。
他の誰かも狙っているかもしれないマツタケが摂れる場所は、誰にも教えたくないですよね。
そうやって「辿り着いた人」は自分が摑んだヒミツから他者を遠ざけようとする。「営業は辛い」というウワサを流せば他者を簡単に遠ざけることができます。
もし私がクマだったら、あまい樹液がでる木が生える場所は他のクマには教えないでしょう。「人間が来るぞ!」と言ったりとかして(笑)
仕事における「営業」はお客様を見つけて自分の商品を買ってもらう行為ですから、この行為無しに商売は成り立ちませんよね。自社だけの「ヒミツ」を武器に仕事をしてくれている営業さんの見方がこれで少しは変わるのかなと思います。
「気付き」は大きな前進です
目に見えていること(状態)だけで判断するのは、思考を停止している状態とも言えます。
「辛い」というウワサを流し人を近付けない状態にしているということは、近付けたくない理由があるという事ですね。一体誰が「近付けたくない」と思うんだろうという事に気付くと、そこにどうやって近づいていけるかと思考するようになります。
営業行為はオススメ行為と置き換える事ができます。そしてそれは日常生活で誰でもやっている事なんですね。ということは自社にとってこの「オススメ行為」をどのように捉えるか次第で、全体のレベルアップを行っていくことが可能になるんです。
前衛部隊である「営業職」、オススメ行為によって生み出される社内アピールの好循環とそれによってもたらされる営業職の対外的オススメ行為で情報が集まってくる状態。実は、対処療法に飛びついてばかりいて土台作りや土台のメンテナンスを怠っていると、こういった事に目が届かなくなってしまうんですね。風邪薬を買うのではなく、風邪をひかない身体作りに気付くかどうかが強い組織作りに繋がっていくのです。
次回は、「3.良い物を作っていれば「営業」は必要ない」を掘り下げてみたいと思います。ではまた来週の火曜日に!