たびたびこのブログで取り上げている「ゲーム・チェンジ」について反響が大きかったので、ゲーム・チェンジの考え方について掘り下げてみたいと思います。

今、コロナ禍で働き方の変化が求められていますね。
皆さんの周りではひょっとしたら感じにくい変化なのかもしれませんが、この変化を感じられない環境にいるとしたら危機も同時に感じた方がいいかもしれません。

【目次】

1.ゲーム・チェンジ【Game Change】とは
2.今起こっている変化
3.変化に対応するために

ゲーム・チェンジ【Game Change】とは

言葉の意味は今まで当たり前だった状況が大きく変わることを指します。

仕事でのゲーム・チェンジで大きな流れは、私の周りで例えると、
・カメラの普及
・カメラのフィルムからデジタルへの移行
・映像機材やソフトの低価格化
などが挙げられます。
(この変化を敏感に感じ取り、通販業界を席巻した「ジャパネット」の高田社長の本はお勧めなので機会を見つけて読んでみてください)

カメラが普及したことによって写真がより身近なものになりましたね。
今では国民一人が1台のカメラを持っていると言っても過言ではありません。スマホで写真を撮ったことが無いという人は居ないんじゃないでしょうか。
これにより「誰にでも撮れる写真」は商品としての価値が下がりました。
言い換えると「誰にでも撮れる写真」で商売をしていたカメラマンや写真家は売れなくなった、という事です。

他にも、
・インターネットの世界的普及
により私たちの生活に大きな変化が訪れました。
遠く離れた場所の情報を瞬時に得ることができるため、物事を調べる(検索する)ために使われるようになり、そこからチケットの予約や買い物などが容易に出来るようになりましたね。
これにより「人々の生活圏での商売」で成り立っていた事業が、自分の商売エリア内の人々の心を摑むのが難しくなりました。

ちょっと前までは「インターネットで洋服や靴なんて売れるわけがない」という風潮がありました。
サイズや質感は実際に触れてみないと分からないから、が理由でしたが、
それ以外にも「小売り店舗の希望」的に「(売れないんじゃなくて)売れて欲しくない」と願っていた感じもします。
今はどうでしょう?
より多くの種類や色・サイズを揃えているネットショップや、検索して自分好みを見つけられる確率は自分の足を使って探すより各段に高くなりましたね。

昔、docomoの携帯に「i mode」というサービスがあったのを憶えていますか?
「i mode」は携帯電話回線を使ったインターネットの独自規格で、docomoユーザーで使ったことが無いという人がいないほどでした。ここで生まれたサービスも多数ありましたが、インターネットの世界規格と仕様が合わないためやがてその姿を消すことになります。
その時、「i mode」で事業を行っていた企業は一気にその仕事を失ったのです。
ユーザーとしてこちら側にいる私たちには、その影で仕事を失った人たちの事など考えたこともないのではないでしょうか。

このように言葉の意味は知らなくても、大きな変化はこうして私たちの生活に大きな影響を与え続けてきたことが分かります。

今起こっている変化


黒船はある日突然やって来るように見えますが、変化はもう起こっているんです


新型コロナウィルス拡大防止のために多くの企業が外出自粛に向けた取り組みを行っています。
国内のある医療機器メーカーでは、テレワーク*(リモートワークとも言います)を実践するために社内で使っている従業員個々のパソコンを自宅に持ち帰らせました。これにより接触を8割以上減らしています。

(「テレ」とは「電話」ではなく「遠隔」という意味です。離れた場所を結ぶ「音」の意味の「テレフォン」、離れた場所を観るための「テレスコープ(望遠鏡)」、離れた場所へ文章を送る電報は「テレグラム」)

飲食店では店内で提供する食事を「持ち帰り(テイクアウト)」や配達(デリバリー)」に切り替えるところが増えてきましたね。なんとラーメン店でも持ち帰りを提供しているところもあります。元々食堂やお寿司屋さんは配達をしていた事もあるため、持ち帰りや配達への移行の壁は高くないように思えます。配達だけを受け持つ事業を立ち上げて企業を廻って歩いたら需要がありそうです。

前述の医療機器メーカーでは、社内で感染者を出さない・増やさないことを最優先として「とにかくやってみる」と行動を起こしたそうです。
周りの様子を見て判断することも大事ですが、他社他者の後を追いかけてばかりいると、自社自身には「自分なりのノウハウ」が蓄積されません。
(他社のマネをする→自社の仕組みに合わない→やっぱりやめる、の悪循環)
こういったオリジナルのノウハウの蓄積は企業でも個人でも強みに繋がります。

大阪府の吉村知事はあるテレビ番組で、「テレワークが出来ない(事業・業種がある)んじゃなくて、やってないだけでしょ」と言っていました。
やってもいないのに出来ないと言ってるんでしょ、と
世の中には「出来ない」と言い張る人がとても多いなと私も感じます。

皆さんの社内にも「出来ない」と平然と言う人いますよね?
会社においては、会社が決めたことを遂行する対価が給料ですから、「出来ない」ではなくて「どうやったら出来るようになるか」「出来ない理由をどうやったら排除できるのか」を考え実行していく事が求められます。

また別の企業では、部課長のハンコが書類に必要なため、押印と書類を回すために出社している社員が多いということが分かり、社内規定を変え、電子署名を導入してテレワークを実施しているのだそうです。このためだけに出社している人が意外と多かったようで、出社回数を減らすためにも電子署名の導入企業は増え続けているそうです。

欧米には無い「ハンコ」という日本の文化、私は自筆のサインよりも「認証度は低い」と思っています。だって誰が押しても印影は同じでしょ。「その人の承認かどうか」が本質であるならば、署名の方が有効ですよね。おそらく電子署名の動きは今後拡大し、社内書類のハンコは減っていくものと思われます。

新型コロナウィルス以前からのニュースですが、ここにきて「無人化店舗」の動きも加速しそうです。

皆さん、オンラインショッピングのAmazonってご存知ですか?
Amazonと言えば買い物をするだけではなくサブスクリプション(定額購入)でビデオや映画の見放題、音楽の聴き放題など様々なサービスを行っていますね。Amazonは日本の企業ではありません。でも日本の市場に入ってきてます。
このAmazonが小売店を無人化するという実証実験を繰り返してきていて、最近そのサービスを売り始めました。「レジに人がいない店舗」です。今少しずつ拡大してきているキャッシュレス決済で、レジそのものを無くするというサービスです。

こんな話をしても荒唐無稽と思われる方も少なくないと思います。
しかしながら未来を描いていたようなこんな話は、特に大きな災害などがあるとより加速して成長することがあると覚えていてください。
Amazonのような世界をまたにかけた超巨大企業が「サービス販売」に踏みきったということは、相応の「ノウハウ蓄積があった」と考えられます。

変化に対応するために

このように、「やってみて」初めて分かる例の積み重ねでノウハウを蓄積していくことが、自社(や個人)の強さに変わっていきます。
前述の医療機器メーカーの場合は、社会的評価にも繋がりました。今直面している社会の問題(課題)に対して、自社で解決方法を策定しているのですから。
こういった企業は通常時においても「課題解決意識が高い」という評価を受けます。
また従業員個々が、自分の自宅の環境をどう整えれば仕事を遂行することが出来るのかを体験できる貴重な経験を踏んでいると思われます。

電子署名の例では、物事の本質がより一層明確になったのではと考えられます。
本質を求めるために、テレビ会議も多くの企業が実践を始めています。顔(表情)を見て話をするなら、現地に行かなくても済むのですから。これにより移動にかかる時間と経費を削減できます。

「接触8割減」を達成することは新型コロナウィルス蔓延を収束させ、いち早く経済活動を始めるために行っている事ですが、このように様々な取り組みが実を結ぶ例が出てきています。
ノウハウはマネでは蓄積できません

この差し迫った状況で、
やりもしないのに「出来ない」という企業はアフターコロナでも仕事の獲得が難しいのは目に見えています。
なぜなら、仕事とは課題を克服することに他ならないからです。


実際に「やってみて」例を積み重ねていく事は、1日やれば1日分、1日やらなければ1日先に開始した企業に遅れを取ります。個人も、積み重ねで強みを増すのは同様です。

新しい事業の仕組みはこのようにして「興って」いきます。
インターネットが普及し始めた時に「インターネットに仕事を奪われた」と文句ばかり言う人や企業は、その規模を縮小して行きました。その反面、新しい仕組みを利用して事業を拡大していったのは、「やってみて」ノウハウを蓄積していった人や企業ばかりです。

「やってみる」事には失敗がつきものですが、この失敗こそが変化への対応力なのです。
つまり、それは失敗ではなく「チカラを付けていた行為」という事なのです。
失敗は、「そこで止めるから、失敗」なのであって、継続して積み重ねていくことで望む姿に近づいていけるんです。一度負けてしまったからと辞めてしまったら、スポーツなんて強くなれるはずがありませんよね。


「やってみる」は大事な一歩です

ゲーム・チェンジは強制的にしかも突然やって来るようにみえます。
今回のこのコロナ禍にしてもそうです。
そして、私たちの生活に甚大な影響を及ぼしています。
この「甚大な影響」という課題を克服するのが「ゲーム・チェンジャー【Game Changer】」であり、今まで当たり前だった状況を大きく変える者なんです。
ゲーム・チェンジャーは黒船です。
それまでの流れを大きく変える事態は、海外からだけではなく国内でも興ります。

大きな変化に飲み込まれるのか、自らがゲーム・チェンジャーとなるのか。
変化に対応するためには失敗を積み重ねること、「やってみる」を始めることです

クリケットではこの非常時に少しずつではありますがお問い合わせや相談が増えています。
もし皆さまの事業でお困りの事やアイディアやヒントが欲しいなと感じたら、クリケットにご相談ください。営業支援でお手伝いができるかもしれません。

売上向上アイディアロケットは、ここをちょっと変えれば新しい風が吹くような、皆さんのビジネスのお役に立てるアイディアや仕事のコツなどをお伝えするコーナーです。火曜日にアップします。

この記事を書いたひと

ツッチー@クリケット代表

感動映像クリエイター

高校卒業後アメリカの大学へ留学し、美術学部デザイン課を専攻。帰国後は広告代理店勤務、制作会社、営業の修行をすべく外資系損害保険会社勤務を経験。制作や営業の経験を活かし岩手で「写ネットいわて」を立ち上げ、写真撮影や記念品の制作において多くの感謝の手紙をお客様よりいただく。印刷会社勤務での制作を経て独立、クリケット創業。餃子作りが趣味です。

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なも

想いをカタチにするWEB・筆文字デザイナー

柴犬大五郎と暮らす、犬とペンギンをこよなく愛するwebデザイナー。
筆書きや手書き文字デザインも担当しています。趣味はキャンプ、食べ飲み歩き。

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