できる会社のホームページの使い方
予告「スマホサイトの準備はできていますか?2020年9月にはGoogleの検索順位が激しく落ちますよ!」(この記事の一番下に詳しい情報を掲載しています)
企業のホームページは「営業ツール」
企業のホームページは、「営業」の要素を持つ「営業ツール」となっていることがほとんどです。
例えば、小売業のホームページの場合は、商品を売るためや集客のためにホームページを用意しますね。
製造業の場合、商売の相手へ製品の信頼度を高めるツールとして使ったりします。
病院などであれば、診療科目だけではなく、どういった点が売り(得意)なのかを詳しく説明したりして、新規の患者さんに訴求したりします。
つまり、事業で公開するホームページは「営業目的」なのです。
営業目的である以上、営業マンとしての働きをしてもらわないとならないですよね。
営業マンなら「営業先(=マーケット)」を考えるのが当たり前
これを読んでいる方が営業マンだったなら、あるいは経営者の方なら、
「どこにお客様がいるかな?」
とまず考えますよね。
お客様になりそうな人がいるところ…場所だったり、人の繋がりだったり、自社の製品や商品やサービスを買ってくれそうな人を探しますね。
あるいは、自社の製品や商品やサービスに興味を持ってくれそうな人を集める(集客)ような事を考えます。イベントを催したり、セールのチラシを配ったりですね。ハウジングメーカーが住宅フェアをやったり、中古車祭りをやったり、あるいは産業祭りに出店したり、製品の見本市に出展したりというのを想像してみてください。
私は外資系の損害保険会社の営業をしていた時期に、とにかく「業種を絞って」営業しまくっていました。
営業先の業種を絞る(=適正マーケットに対して営業する)のは、保険営業に限らず皆さんもほぼ同じなのではないかと思います。
営業経験のある方ならもうお気づきだと思いますが、自社の売りを営業する時は、お客様がいそうなところに行ったり探したり集めたりするじゃないですか。
誰でもいいわけではないですよね?
でもこれホームページの事になると、「誰向け」が一気に無くなるんです。「誰でもいいから見て」になっちゃっているのが多いんです。
ホームページの、まさかの現状
なぜか?
それは「ホームページ担当」と呼ばれる人が「営業マンではない人」が多いからなんです。営業担当者が全く関わらないんです。
自社の営業ツールであるホームページ運営に自社の営業マンが関わっていない。。。
一昔前のホームページ担当者は「会社で一番パソコン(=なる機械系?)に詳しい人」でした(笑)。
その理由は「よく分からないから」だったのではないでしょうか。
新しいものは特にそう思われるものではありますが、あれから30年近く経ちました。
あらゆる情報が手の中(スマホ)で取り出せる世の中になった今、毎日のように触れるホームページを「よく分からないから」ではもう済まされませんよね。
営業ツールであるはずの企業ホームページを総務の人に任せちゃったりして。それ、リアルの話だったらあり得ないですよね?
ホームページの制作も同様です。
営業経験の無い制作者に制作を依頼したとて、どんな結果が待っているでしょう。
社内の営業ではない担当者や営業マンが関わっていない状況で、営業経験のない制作者に依頼するというミスマッチ中のミスマッチ!
こういう考え方はもはや「古い」というより「本来の目的に則していない」と捉えられます。
営業ツールであるはずのホームページがただの会社案内のパンフレット状態になっていて、紙媒体ならまだ配布先も限定的に済ませられるところを、見せなくても良い情報まで大々的に公開してしまっている(=「誰向け」という営業的視点が無くなってしまっている)。
営業という視点が無いために、営業という目的を果たせない状態になってしまっているんです。
ホームページの制作や運営に自社の営業マンが関わっていない状態は他社からみると、その会社は「営業を大事にしない会社(ツールを上手に使いこなせない会社=売れない会社)なんだな」と思われてしまうんですね。
「自社の営業ツールであるホームページを自社の営業の補佐として使う」というのが、できる会社のホームページの使い方なんです。
できる会社は一歩も二歩もリードしています。
自社の営業を積極的にホームページ運営に関わらせたり、運用の勉強を行っていくことが、営業ツールであるホームページを上手に使っていくための一歩なんです。
2020年9月からGoogleの検索結果に変化が起こります
Googleの昨年のアナウンスによると、2020年9月にスマホ用ページ(PCページと同じアドレスで提供されるもの)が無いホームページは検索順位が落ちる(重要ではないサイトとして扱われる)とのことです。
クリケットはホームページの制作・運用コンサルや営業マンのホームページ運用レクチャーを営業目線で行っている珍しい会社です。今運用中のホームページの改修や営業マンの研修のご相談など気になった方はぜひお問い合わせください。